三宅町では、各自治会ごとに「地区別懇談会」を10月11月12月を中心に開催します。詳しくは各地区の自治会からお知らせがあるかと思いますが、三宅町人権教育推進協議会が、地元自治会の協力を得て毎年実施しています。
コロナ禍で中止、縮小もありましたが、地域住民がヒザをつき合わせ、人権について考え、意見交流する大切な機会になっています。身の回りの人権課題に気付き、話し合い、考える機会をもつことは「人権尊重のまちづくり」のために大切なことです。
地区別懇談会のテーマは「人権を大切にし合い みんなとつながり合うあたたかな地域社会を」です。その実現のためには、地域住民の皆さん一人ひとりが「自分ごと」として、人権課題に気付き、向き合うことが大切になってくると思います。差別や偏見のない、全ての人の人権が保障される世の中になるように、共に考え、行動していきたいと思います。ご都合等で参加できない方もおられるかと思いまので、各自で人権課題について考えてみてください。身の周りにある様々な「人権が阻害されている状況」「生きにくさ」「差別や偏見」に気付き、関心をもっていただければと思います。
例えば、次の状況をどう考えますか?
(1)全国232の児童相談所が令和4年度に対応した虐待件数は速報値で21万9170件となり過去最高に。
(2)奈良県教育委員会が令和4年に県内全公立中学校生徒を対象に行った「ヤングケアラーに関する調査」で、本来大人が担うはずの家事や家族の世話を日常的に行っていると回答した生徒は約13%の3359人で、その68%が週に3日以上。高齢者やきょうだいの世話、炊事洗濯等に。
(3)法務省「人権侵犯事件」の状況によると、令和4年度には同和問題に関する部落差別事件が433件あり、前年度より100件以上増加。
他にも様々な人権課題が身近にあると思います。共に考えましょう。
問合せ:教育総務課
【電話】0745-44-2210
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